4月から8月頃にかけてが旬の「マンゴー」。夏の国産マンゴー(沖縄や宮崎が主な生産地)は、香り高くとてもジューシーで食べ応えも抜群。マンゴーを食べると夏を感じられますよね。
そんなマンゴーには、強力な抗酸化作用や豊富な食物繊維など、夏の紫外線ケア・美白ケア・便秘予防に嬉しい効果が期待できる栄養が豊富。
今回はそんなマンゴーの魅力を、インナービューティー料理研究家の筆者がご紹介します。
夏の美白ケアを強力サポート!
マンゴーには、体内でビタミンAとして働く「β-カロテン」が、可食部100あたり約610㎍含まれています。これは果物類の中でもトップクラスの含有量。
β-カロテンは、細胞老化のもとになる活性酸素の働きを抑える「抗酸化力」が非常に高い栄養素です。紫外線ダメージ(光老化)を受けやすい夏のお肌を細胞内部から強く守ってくれますよ。
これからの季節、特に気になるシミ・ソバカス予防に、マンゴーは欠かせない旬のフルーツなのです。
より高い抗酸化力を発揮させるおすすめの食べ方
マンゴーに豊富なβ-カロテン(ビタミンA)は、ビタミンCやビタミンEとあわさることで、その相乗効果により抗酸化力が高まることが期待されています。
実はこの3つは「抗酸化トリオ」と呼ばれるほど相性の良い「高抗酸化ビタミン」。実はマンゴーにはビタミンCもビタミンEも含まれています。
なのでマンゴーを単体でいただいても◎なのですが、もっとアレンジを楽しみたいなら、ビタミンCやビタミンEを豊富に含むキウイフルーツや爽やかな柑橘類と一緒に食べるのがおススメ。
数種類のフルーツでフルーツポンチを作るのもいいですね。たっぷりのフルーツで心も体もお肌も満たされます。
また、ベビーリーフやレタスにカットしたマンゴーをトッピングしてサラダとして楽しむのもおすすめです。
この時、ドレッシング代わりにオリーブオイルを少し加えて。オリーブオイルにはビタミンEが豊富なので、マンゴーのβ-カロテン(ビタミンA)、葉野菜に豊富なビタミンCとの相乗効果で抗酸化力アップがより期待できます。
豊富な食物繊維で美腸ケア・便秘予防にも◎
マンゴーには可食部100gあたり約1.3gの食物繊維が含まれています。暑い夏は体調を崩しやすく、体のリズムも乱れがち。
便秘になると下腹部がポッコリと膨らんでボディラインに自信が持てなくなってしまいます。
また腸内環境の乱れは、吹き出物など肌トラブルの引き金にも。スレンダーボディやトラブル知らずの美肌作りのためにも、食物繊維豊富なマンゴーを夏の食卓に積極的に取り入れてみては?
マンゴーには他にも妊活や妊娠初期に不可欠な葉酸や、むくみ予防に欠かせないカリウムなどが豊富。
栄養価の高いマンゴーを朝のフルーツやおやつ代わりに食卓に取り入れて、体の中からキレイと元気を磨き「インナービューティー力」を高めましょう!
ライタープロフィール
インナービューティー研究家/フードコーディネーター・國塩 亜矢子
「インナービューティー」を軸とした料理教室、コラム執筆・レシピ開発等を通じ、女性のライフステージごとに関わる「食×美」の大切さを幅広く発信中。二児の母。著書「決定版!節約冷凍レシピ」(宝島社・共著)
【保有資格】
ベジフルビューティーアドバイザー/女子栄養大学認定食生活指導士1級
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【参考】
※フルーティナビ 意外としられていないドライフルーツのヒミツ – クラシエ
※蒲池桂子,川口 由美子/著(2010年)「美肌美人栄養学」(エクスナレッジ)
※三輪 正幸/監修(2012年)「からだにおいしいフルーツの便利帳 (便利帳シリーズ)」(高橋書店)
※伊達友美/著(2010年)「食べる美女肌セラピー」(エクスナレッジ)